女性ホルモン、自律神経、疲労・ストレス…。
日々頑張る女性には、切っても切れない沢山のあれこれ。

これといった原因は見つからないのに、何だか体調がすぐれない…
そんな経験に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
不定愁訴の主な原因は、自律神経の乱れだと言われていますが、
活動中や緊張状態の時に働くのが交感神経、リラックスしている時や
睡眠時に優位になって働くのが副交感神経です。
バランスの良い状態を保てるのが理想ですが、意識だけでは難しいものです。

副交感神経の活性化&カラダの温めケア

そんな時におすすめなのが、【お腹と仙骨】の温めケアです。

活動中や緊張状態=交感神経優位から、睡眠中やリラックス=副交感神経優位への
切り替えが上手く出来るようになると、血管が拡張して血流がよくなり、緊張が収まり、
胃腸の働きも活発になります。
その結果、辛い不調を軽減する事に繋がるのです。

温める場所は仙骨とおへその下10cmあたり

体の中で最も効果的に副交感神経を刺激できる場所が【仙骨】です
自律神経が体の表面に近いところを通るのは、首の後ろと仙骨で、
筋肉や脂肪におおわれていない仙骨が最も温かさが伝わりやすい場所
なのです。

寒い日の外出時にカイロを貼るのであれば、
・おへその下9cmあたり
・仙骨
がおすすめです。
低温やけどをされないよう、使用上の注意をよく確認頂き、ちゃんと衣服を挟んで
ご使用ください。

そして、最もおすすめなのが、
・入浴時の【仙骨シャワー】
・就寝前のお腹温め習慣
です。

お風呂でシャワーを50秒くらい仙骨にあてる。


これだけです。シャワーの程よい刺激と温かさで仙骨から自律神経に
アプローチが出来ます。
さらに、寝る前にごろんとリラックスしてお布団やベッドに横になり、
温まった手でおへその下に自分の両手を当てて温めてあげてください。
そして、ゆっくり呼吸して力を抜いてリラックスしてください。
深い睡眠を取るには、寝始めてから身体の深部体温が下がっていく必要が
あると言われているため、カイロを貼ったまま寝るのは、やけどの危険
などからしてもおすすめではありませんのでご注意ください。
(そのため、湯たんぽなど、寝ているうちに温度が下がっていくものが
オススメと言われています)
お家の中で寒いと感じていなくても、手で触って見ると、仙骨もお腹も
ヒヤッとするという方も少なくないはずですので、手で温めるなど、
ちょっとした意識向けて頂けたらと思います。
仰向けに寝ると腰が浮いている感じがして、朝、腰や背中が痛い…と
感じる方は、仙骨や身体が緊張しているサインですのので、その際は、
ぜひご相談ください。