膝痛でお悩みの方は、膝まわりの腫れと共に、足首・特にくるぶし周辺の腫れ・痛みも抱えている方が大変多いと思います。
そんな、膝痛で当院にお越しの60代のお客さま、お仕事で歩く機会が多く、時にはマンションなど上から下まで階段で移動しなければならないため、膝も足首もかなりの腫れがあり負担が大きい状態でした。
  
5~6回の通院でかなり痛みも腫れもひいて「とても楽に歩けるようになりました!」と言って頂けるところまできたので、お仕事で無理しないようにお伝えしつつ、痛みがひいたところから始めて頂きたいセルフケアをご案内しました。  それが、【ふくらはぎ伸ばし・膝裏伸ばし】です。
 
膝痛と足首の痛みと腫れの関係
膝の痛みが長引くと、膝に付着しているふくらぎの筋肉が硬くなり、「膝が伸びない」「膝を曲げられない」状態になっていきます。
ふくらはぎの筋肉は膝から始まって足の踵の骨に付着しているため、ふくらはぎの筋肉が踵の位置を決めると言ってもよい程に大きな影響を及ぼします
 
踵が地面にまっすぐつけると良いのですが、傾いて地面につくと、当然ながら足首には普通よりもかなり大きな負荷がかかります。
さらに、膝の痛みをかばおうとするとさらに負荷が大きくなり、足首周りが炎症を起こし大きく腫れてしまうのも仕方のないことだと思います。
 
さて、肝心のセルフケアですが、簡単にゆるやかなストレッチをご案内したのですが、プラスで「姿勢のためには青竹踏みはとても良いと思います」と言ったのを覚えていてくださって、わざわざ探して購入(ツボ押しの突起などがない普通の青竹踏みがお勧めです。1,000円もしませんが、今はなかなか売っているところがなかったそうです。)し、この青竹踏みを使ってふくらはぎ伸ばしを少しずつ続けてくださったのです。
 
「痛みがある時には絶対にストレッチはしないこと、体が冷えている時(朝起きてすぐなど体が固まっている時は避ける)はやらない」ということもしっかり守ってくださって、最初は10秒くらいから始めて、少しずつ気づいた時に乗る習慣をつけていかれました。
つま先側で青竹踏みを踏んで、ちょうどふくらはぎや膝裏が伸びる状態を作り、10秒を20秒に、20秒を30秒に…と時間を計って、短い時間を日に何度か続けていかれました。
 
ご来院の第一声で、「足首の腫れがとてもひきました!」と嬉しそうにご報告頂いたその方は、青竹踏みを部屋の片隅に立てかけておいて続けてくださっているのだと話してくれ、その言葉通り、「それまでよりも膝が伸ばしやすくなり、足のくるぶしの周辺の腫れが今まで以上にスッキリ」され、さらには、ご主人からも「足が変わったね!」と言われ、今ではご主人とご一緒に青竹踏みをされているそうです。
痛みや辛さの軽減はもちろんですが、そんな嬉しいご報告に思わずほっこりした嬉しい気持ちになりました。
※痛みがある方・治療中の方などは控えて頂き、かかりつけの先生にきちんと確認されてください

歪み・姿勢矯正を専門とする当院では、よい姿勢を作るのに大切な「足」の重要性をお伝えしており、日頃のセルフケアとして、テニスボールでのセルフケアを積極的にご案内しています。
やり方はその方に合ったものをお伝えするのでそれぞれ異なりますが、この方も無理のない範囲でコツコツ楽しみながら続けてくださったことがみるみるうちに改善の階段を登っていかれた要因だと思います。
 
また、当院では背骨や骨盤を優しくゆるめ歪みを整えることで身体の自己回復力を上げ「寝ると元気になれる身体」を目指した施術を行っています。
痛みに悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。
 
女性のための歪み・姿勢矯正
カラダケア整体院 院長:石塚えみ