【女性のための美姿勢矯正】姿勢美人クリエイター の石塚です。
昨年の夏から、毎月ずっと通っている全身の骨格調整を学ぶパーフェクト整体本講座。
今月も2日間お休みを頂き参加してきました。
さて、その中でも今月は、カラダケアの姿勢矯正にとっても重要な【肩甲上腕関節】の硬さ・つまりの解除が大きなテーマの1つ。
【肩甲上腕関節】(けんこうじょうわんかんせつ)とは、肩甲骨と上腕骨を繋ぐ関節(肩と腕の繋ぎ目の関節)です。
例えば症状で言えば、四十肩・五十肩、肩こり、呼吸・息苦しさ、腕や手のトラブル、さらには、腰痛・頭痛などにも関わってくるとても重要な関節です。
目次
「背中美人」は肩甲上腕関節が柔らかい
普段、自分の後ろ姿ってあまり見る機会がありませんが、姿勢写真を撮影させて頂くと、「あら…こんなに姿勢が悪かったの!?」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。
例えば、スタイル抜群のお客さまですが、少しずつ姿勢が変わって呼吸が出来るカラダに近づくと、こんな風に変わります!
不良姿勢の代表格と言えば「猫背」がありますが、一言で「猫背」と言っても、人によって原因や状態は様々なため、「これをやれば猫背が解消する」とは一概に言えないのですが、結果的に、「巻き肩(肩が前に出ている&肩が内旋している)」になっている方がほとんどです。
巻き肩だと、背中から見た場合、まず、
-
- 肩のラインが丸まって見え、二の腕が目立ちやすい
- 胸が開かないので深い呼吸がし辛い
- 肩甲骨も一緒に身体の前側へズレてしまうため、シャキっとした姿勢が取れない
- 背中の筋肉が常にひっぱられている状態のため、肩こりを始め様々な症状が出やすい
など、症状的にも見た目の姿勢にも違いが出てきます。
引き締まった、自然と背筋の伸びる背中には、肩が開く=自然と胸を開くことの出来る肩甲上腕関節がとても重要です。
例えば集中してデスクワークを行ったなど、一時的な要因で猫背気味という場合は、筋肉の調整だけでも解消できる場合もありますが、ある程度以上の時間をかけて作られてしまった猫背の場合、関節が正しい位置からほんの少しズレてしまったり、硬く詰まってしまったりと、筋肉のみの調整ではなかなか足りません。
当院では、ほぼ例外なく肩甲上腕関節の調整を行い、上腕骨が正しい位置に戻るように調整をしています。
代償運動でズレに気付かない場合も多い
肩と腕というのは、上腕骨の丸い骨=上腕骨頭が、ぐるんぐるんと「ぶん回し運動」ができる自由度の高い関節なので、わずかなズレであれば、身体の他の部分がそのズレの分をカバーして動かすようにクセづいてしまうことがよくあります。
これを代償運動と言いますが、例えば、腕が挙がり辛い方の場合、「耳の横を通って真っ直ぐ腕を挙げてみてください」とお伝えしても、肩甲上腕の動きの制限をカバーするため、首や身体をくねるように動かしたり、肩も一緒に挙げてしまう方も多くいます。
肩甲上腕関節にトラブルがある場合の代表的な症状「四十肩・五十肩」などは、ほぼ例外なく長い時間をかけて作られてきたもので、「自由度の高い関節に強い痛みが出る」のは「重症の部類、解消にそれなりの時間がかかる状態」であることがほとんどです。
本当はぐるぐる回せるほどに自由に動かせる関節が、少し腕を挙げたり、背中に手を回そうとするだけで痛いのですから、それだけ肩がムリをして頑張ってきた…ということなのです。
歪みの解消と姿勢への意識が背中美人を作る
肩に限らず、身体は各部位がそれぞれの役割を果たしてこそ、その機能が発揮されます。
つまり、見た目上の悪いところだけを調整しても、また戻ってしまう可能性が高いということです。
身体の歪みは、ある部位だけが歪んでいて他は全く問題ない、ということはほぼあり得ません。
特にご希望頂くことの多い骨盤矯正は、「骨盤が歪んでしまう、症状が出てしまうのはなぜか?」というところまでを追っていかなければ、せっかくの貴重な時間を割いて施術を受けて頂いても、結局また同じ事の繰り返しになってしまうのです。
カラダケアが、見た目の変化にもこだわるのは、「身体が変わっていくことを体感できるポイントは1つでも多く分かりやすい方がよい」と考えているためです。
例えば、鏡で自分の姿勢をチェックする機会を作っている方とそうでない方では、日常生活での姿勢に対する意識は明らかに違ってきます。
ご自身で維持できるようになることで、時々のメンテナンスで良い状態を保たれている「姿勢美人」なお客さまもたくさんいらっしゃいます。
30代後半からは、女性のカラダは少しずつ様々な変化を迎えていくことが多く、「もっと早く来ていればよかった」と仰る方も多くいらっしゃいます。
きっかけはどんなものにせよ、「自分の身体と向き合ってみよう」と思われたら、ぜひ一度カラダケアまでご相談ください。