肩周りの症状や背中の痛み、呼吸や腕のしびれなどにも大きく影響してくる「肩甲胸郭(肩甲骨と胸郭の接地面の関節)勉強会」に参加してきました。
 

目次

強く揉んでも肩甲骨ははがれない

「肩こり」と「肩甲骨」は切っても切り離せないところですが、その肩甲骨と切っても切り離せないのが、肺を守る役割を担う「胸郭(きょうかく=左右12対の肋骨で構成された骨格)」です。
 
重度の肩こり・四十肩、もちろん姿勢矯正においても、肩甲骨は大変重要なのですが、実は、肩甲骨が乗っている土台=胸郭・肋骨に歪みがあると、肩甲骨は自由に動くことが出来ません。
 
残念ながら、力づくで肩甲骨をはがそうとしても、強い力に対して抵抗するように、ますます肩甲骨は硬くべったりはりついてしまうのです。
長年の肩こりをお持ちの方に伺うと、「強く揉み過ぎて、揉み返しが起こり逆に辛かった…」、「揉み続けるほど刺激に慣れてしまい、コリが起こる間隔がどんどん短く、コリが強くなっている」といった経験をされている方も少なくありません。
 
肩甲骨に付着する筋肉は多くありますが、それらはとても繊細です。
肩甲骨が、本来あるべき位置からずれて、(多くの場合、背骨寄り=内側から外側や上(頭方向)にずれていってしまう)「仮に何もしていなくても、筋肉が緊張状態にある」ため、コリや痛みが発生していまいます。
 
「ちゃんと寝たはずなのに、朝起きると肩や背中が凝っていて痛い…」まさにそんな状態に陥ってしまうのです。

肩甲骨も肋骨も本当は自由に動きたがっている

勉強会で最も深い学びを得たのは、「関節を構成するそれぞれの骨は、本当は自由に動きたがっている」ということ。
全身の関節は、肩や股関節のように、ぶんぶんと振り回せるくらい自由に動かせるものから、わずかな動きをするものまで様々ですが、どの関節にも共通して言えるのは、ほんの数ミリのわずかな硬さやつまりやズレが身体のトラブルに直結するということ
 
そして、そのズレやつまりによる動きの悪さをカバーするため、何とか身体のあらゆる部分がカバーしようと、別の関節や筋肉が負荷オーバーになってしまい、最終的には辛い症状や身体の歪みに繋がってしまいます。
 
私自身、施術で特に意識しているのは、「本来あるべき正しい位置と正しい噛み合わせ」に出来る限りそっと戻してあげるということ。
 
身体は精密機器以上に繊細です。
ギリギリまで仕事を全うして、どうしても耐え切れなくなってくると、痛みや辛さを通してSOSを出している――そう考えると、何だか切ない気がします。

柔らかい肩甲胸郭は姿勢美人の必須条件

施術を受けて頂いた方には時々お話するのですが、柔らかくしなやかな「肩甲骨」「胸郭・肋骨」は、実はかなり見た目にも影響しています。
 
「二の腕」「バストアップ」「スッキリシュッとした首・首のシワ」など、多くの部位に影響しているため、施術を受けて頂いた方の多くの方が、それらの変化を体感頂いています。
 
ウエストラインに目がいきがちですが、肩甲骨と胸郭が整ってくると、二の腕や本来バストに回るはずのお肉が横についてしまう…なんてこともあるのです。。
 

ソフトな骨格・関節調整で土台から整える美姿勢矯正

辛い症状や不調でも、体型の崩れや身体のラインを整えたいというご希望でも、カラダケアが行うことは共通しています。
それは、丁寧に歪みを整え、「本来の身体が楽でいられる状態」に近づけていくこと=「カラダにとって良い姿勢」を作ること。
 
身体はあらゆる部位が総合的にバランスを取って動いています。
症状や痛みが出ているところにその原因があるとは限らないのです。
 
健康もキレイも「身体を整えていくことで、自然とついてくる」それがカラダケアの美姿勢矯正です。
 
色々な先生方の肩を借りて練習させて頂いたので、より施術をパワーアップし、ご来院頂く方に還元していきたいと思います。
 
「自分のカラダの声を聞きたい、向き合ってみたい」そう思われる方は、ぜひ一度カラダケアまでご相談ください。